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インベスターズジャーナル

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記事一覧

シダックスで今何が起きているのか?全容を整理してみた

8月29日、オイシックス・ラ・大地下部市域会社(以下、オイシックス)が、シダックス株式会社(以下、シダックス)に対するTOBを開始したことを公表しました。 これは、2019年5月17日にシダックス創業家とユニゾンファンドの間で締結されている株主間契約書において、「創業家がユニゾンファンドに対し、ユニゾンファンドが所有するシダックス株式の全部を創業家又は創業家が指定する者に対して売却するよう請求できる権利(以下、「本売却請求権」)」が定められていたところ、 2022 年6月 2

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個人投資家もESGを無視できなくなってきていると思う理由

ここ数年の世界的なサステナビリティに対する関心の高まりを受けて、「ESG」というワードを聞いたことがないという人もかなり少なくなってきたんじゃないかと思います。 では、投資判断時にESGを考慮している個人投資家は今どれくらいいるでしょうか?なんだかんだで、「ESGなんてただの綺麗事でしょ」とか「結局株価は業績に連動して動くんだから、そんなの見ても仕方ない」と思われている個人投資家も相当数いると考えられます。「ESGなんて欧米の利権ビジネスだ」等の陰謀論を唱える人もいます。

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オウケイウェイヴの失敗は予期できたのか?

4月19日、オウケイウェイヴが「債権の取立不能または取立遅延のおそれに関するお知らせ 」というタイトルで、下記の事実を公表しました。 取引先に対する資金の運用を委任していたが、当該取引先が法的整理を行う方針であることが発覚したこと 投資金額3,429百万円、運用利益1,503百万円の合計4,933百万円の債権が取立不能または取立遅延となる可能性があること この一報を受けて、SNS等では「ポンジスキームに引っかかったのではないか?」等の憶測が飛び交っています。たしかに、2

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【6521】オキサイドの分析レポート

この数年間で最も株価が上昇した会社はどこか?と聞くと、レーザーテックを挙げられる方が結構多いと思います。レーザーテックは、半導体の欠陥検査装置等を製造している会社ですが、技術力の高さ故非常に高い市場シェアと参入障壁を有しており、非常に高い収益性を保ちながら成長してきています(詳細について以前YouTubeで話しているので、ご興味のある方は是非ご視聴ください)。 このレーザーテックは、「グローバルニッチトップ」という戦略を掲げています。グローバルニッチトップとは、ニッチな領域

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グレイステクノロジーの粉飾は見抜けたのか?

2021年11月9日、マニュアルのクラウドサービスの提供やマニュアルの制作・コンサルティング等を手掛けるグレイステクノロジーが、過去の会計処理の適切性に疑念があるとして特別委員会を設置する旨を発表しました。 そして昨夜、特別委員会による調査の結果下記の不正が発見されたということが公表されました。 売上高の架空計上 売上高の前倒し計上 利益操作目的での外注費の架空計上 しかも今回はなんと、直近売上高の半分以上が架空売上であったということで、投資家をはじめとする関係者に大

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【4375】 セーフィーの分析レポート

今年最も注目を浴びたIPO銘柄のひとつだと言えるセーフィー。気になっていながらもずっと調べられずにいたのですが、この会社、いざ深掘りしていくと非常に面白い&勉強になるポイントが多々あったので、今日はそんなセーフィーについての分析レポートを書いていきたいと思います。 セーフィーの概要沿革 セーフィーは、2014年10月に3名の共同創業者により設立されています。共同創業者は佐渡島氏、森本氏、下崎氏で、3名ともソニーからカーブアウトして設立されたモーションポートレート株式会社出

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2168:パソナグループの決算分析

先週木曜日に決算が発表され、金曜日は前日比+25%も株価が伸びたパソナグループ(以下、パソナ)。人材派遣を中心に、人材に纏わる様々な周辺事業を展開する同社ですが、直近の決算を皮切りに事業内容や財務諸表の特徴を見て、今後の見通し等について考えていきたいと思います。 パソナの事業概要まず、パソナが展開している事業の概要を見ていきましょう。パソナは、主に8つの事業を展開しています(以下、HPより抜粋)。 各事業別の売上高構成比率を見ると、人材派遣、BPO、アウトソーシングが中心

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1417:ミライト・ホールディングスの決算分析

今年3月から順次開通が始まっている5G。まだまだ利用可能なエリアは少ないことから、これから時間をかけて利用可能エリアが拡大されていくこととなっています。 このように通信エリアを拡大していこうと思ったら基地局等の建設工事が必要となってきますが、この通信設備の建築をメイン事業として展開する 「ミライト・ホールディングス(以下、ミライトHD)」という会社があります。 今日はこのミライトHDについて書こうと思うのですが、通信設備の建設業界にはミライトHD以外に「コムシス・ホールディン

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3267:フィル・カンパニーの決算分析

突然ですが、皆さんが土地持ちだったとしたら、その土地をどのように活用していきたいと思いますか? 自分の家を建てるもよし、高値で売るもよし、商業施設を建てるもよし、、、このように、土地の活用方法は色々あって、空き地のままほったらかしで何も収益を生まない場合もあれば、うまく土地が活用できて大きな収益を生み出す場合もあります。 そしてその土地の活用方法の一つに、「駐車場」があります。駐車場は、なんといっても「低コスト」で土地の活用を開始することができるという特徴があります。 土地

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4443:Sansanの決算分析

6月19日に上場を果たしたSansan。公募価格4,500から初値は4,760円をつけ、現在5,810円の値をつけて時価総額は約1,740億円となっています。今日は、そんな「The サブスク銘柄」であるSansanの決算を見ていきたいと思います。 1. Sansanの概要Sansanは、2007年に寺田親弘氏により設立された、名刺管理サービスを提供会社です。松重豊が出てる「面識アリ」のTVCMシリーズで知ったという方も多いかと思います。 そんなSansanは、①Sansan

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